学会ニュース27：学会へ行こう！

堅いニュースが続きましたので，今回はちょっと趣向を変えます．
学会とは，「学問や研究の従事者らが，自己の研究成果を公開発表し，その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する場である．」Wikipediaより抜粋

会員の皆さん，学会（学術集会）に参加しましょう．
学会は普段の仕事とは異なり，短い時間で多くのことを経験し，勉強することができます．本学会は，規模は小さいですけど扱う範囲は広く，皆さんが専門にしている分野のちょっと隣の様々な分野をそれぞれ専門としている会員が集まっています．現在の仕事には直接関わらないかもしれませんが視野が広がります．

演題を発表してみよう
上で述べたように，発表にはまったくの異分野ではないのですが，自分の専門からちょっと離れた分野の会員が多いので，そういう会員に分かるように説明する必要があります．これは，仕事で普通に使っている用語などを，確認し見直す良い機会となります．予想外の質問などに「目からうろこ」ということもあります．学会は発表を聞いているだけではつまらないですよ．

投稿してみよう
本学会は，投稿規定さえ守っていただければ，初心者でも大歓迎です．実際に書いてみてください．普段何気なく使っている方法ですら，元となる文献，書物，また正確な商品名，製造元を探さなくてはなりません．莫大な労力が必要ですが，発表と書くのとで大違い，とても多くのことを学ぶことができます．

学会での経験
これはどんな勉強よりとても記憶に残ります．かなり前の旭川では，当時はまだ珍しかったプローブを使ったFISHの講習会がありました．この時のdenatureの条件（82℃10分）は今でも使っています．昨年の静岡では生しらす丼と桜エビ，黒はんぺんを堪能し，オオグソクムシを見に行きました．以前の天理での学会では，宿泊所を主催者側で用意していただき，そこは畳の大部屋でまるで修学旅行みたいでとても楽しかった．これもまた学会の醍醐味です．
そろそろ第35回学術集会の演題募集の締め切りが近づいています．発表してみませんか？そして皆さん学会へ行きましょう！

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